じんという店 店主佐藤が目指した、昔の蕎麦屋

30年温め続けた居酒屋への想い

蕎麦居酒屋じんのホームページをご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
店主の佐藤裕寛と申します。
「蕎麦居酒屋じん」は、40年近い教員生活を終えた後、2010年の6月にまず札幌円山の大鳥居近くでオープンをし、その後2014年の6月に西28丁目駅付近へ移転をした小さなお店です。
普段は一人で切り盛りをするこの小さな店ですが、私にとって長年の想いの結晶でもあります。

このページでは、そんな私がこの店を開くまでの経緯や、理想像として追い求める形をご紹介致しますので、しばらく読み進めて頂けると大変幸いです。

「いつか居酒屋を開く」
自分の中でそう意思を固めたのは、振り返れば30歳の頃だったと記憶しています。
以前からお酒が好きだった私は、道内の赴任先や、出張先など各地で居酒屋を巡り、その土地土地の美味しい食材と温かな人情に触れてきました。

とある町の居酒屋では、大将が私の為にハマチを一匹下ろして食べさせてくれたり、たまたま隣同士になった人と意気投合し、現在も交流が続いていたり、各地の居酒屋には想い出深いエピソードがいくつもあります。

その店の大将と、席が隣り合った見知らぬ客人と酒を飲みながら話を交わすことで生まれる温かさ。人生の機微。
いつの日か、自分が酒場に宿る人情を作り出す側に立ちたいと、各地の居酒屋を巡る内にその意を強くしました。

それから30年。温め続けた居酒屋の姿を実現させたのが、この「蕎麦居酒屋じん」なのです。

美味しい酒と美味しい蕎麦

「蕎麦居酒屋じん」では、看板に掲げている通り「酒」と「蕎麦」を特に大切にしています。

酒は、札幌の老舗「裕多加」に協力を頂き、本当に美味しい日本酒・焼酎のみを厳選して取り揃え、中には希少な銘柄やじんのオリジナル日本酒などもあります。
また夜の営業では、厳選した日本酒・焼酎をより美味しく味わって頂けるよう、道内・全国各地で私が味わい、取り寄せた料理や肴も。羅臼の真ホッケ、函館のイカ干しなどは、ぜひ一度ご賞味頂きたい一品です。

蕎麦を打つ店主佐藤

そしてもうひとつの看板である蕎麦は、日本一の蕎麦産地である幌加内産の蕎麦粉を使い、毎日私が手打ちをしています。
以前から興味を持っていた蕎麦打ちを初めて、約10年。試行錯誤を繰り返しながらも、「田舎蕎麦のように蕎麦本来の風味を活かし、かつ食べやすい」という理想に少しずつ近づくことが出来ていると実感しています。

ひと昔前の蕎麦屋では、酒を傾けながら蕎麦を啜るという風景がよく見られました。
この「蕎麦居酒屋じん」でも、古き良き蕎麦屋のように、美味しい酒と美味しい蕎麦を楽しんで頂ければと思っています。

ゆっくりと落ち着いた、温かな時間を

店主の佐藤裕寛

「蕎麦居酒屋じん」の店内はカウンター席のみの小さなスペースですが、お越し頂いたお客さまには好きなお酒や蕎麦を味わいながらゆっくりと過ごして頂きたい、と考えています。

そして調理や配膳の手が空いた時には、出来れば私も皆さまと色々なお話をしたいと願っていますし、またお気軽にお声かけください。
私が各地の居酒屋で体験してきた温かな人情や時間を、皆さまにこの「蕎麦居酒屋じん」で少しでも感じて頂ければ、私にとってもこの上ない幸せです。

店主佐藤裕寛

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